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七つ岳(ななんだけ:432m)鬼岳【長崎県五島列島福江島】 |
山行日 | 1999年4/30〜5/2 晴れ | メンバー | 男6名、女性1名 |
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コースと タイム(分) |
七嶽神社林道終点登山口→(20)峠の分岐→(60)七つ岳山頂→(55)林道終点登山口 | ||
駐車場 | 林道終点 | 利用した温泉 | 荒川温泉「豆谷旅館共同浴場」 |
五島列島は九州の西側にあり、大小の島々からなる。 福江島はその中でも一番大きな島であり、観光名所も多い。 七つ岳は福江島の西側に位置し、その名の通り、七つの峰が鋸のように連なっている。 また、福江市の南にはかつて火山であったが、今は綺麗な草原状の鬼岳がある。 【下山後の名所観光】 ● 高浜海岸で遊ぶ。 ● 荒川温泉(豆谷温泉)に入る。 ● 富江さんさんキャンプ村で大宴会。 ● 鬼岳(317m)を散策。 ● アコウの巨木を見学する。 ● 堂崎教会を観覧する。 【アプローチ】 往路:5/1(土) : 博多埠頭(0:01発)→福江港(9:00)→七嶽神社奥林道終点(10:10) 復路:5/2(日) : 福江港(12:00)→ 長崎港(16:30) 博多港から夜中に出発する夜行フェリー「太古」を利用する。 島内での移動を考え、今回は車を乗せて行くことにした。 連休でかなり混雑するため、21時乗船にあわせ、早めにフェリー乗り場へ行く。 乗船前からビールで気合いを入れ、フェリー内では大分の銘焼酎「耶馬美人25度」で盛り上がる。 結構、人が多く、22時頃で既に2等客室は満員となる。前回の教訓おかげで、早めにきて正解であった。 0:01出航。ほろ酔い気分で横になり睡眠をとる。 福江港には朝9:00着であるが、途中に何カ所か寄航するため、福江港に着いたときには、乗客は半分以下まで減っていた。
途中の酒屋さんで、ビールと水を仕入れる。 荒川へ向かう途中に、左側に今回目指す七つ岳のとがったピークが見えてくる。ここから見ると、鋸状には見えない。 荒川温泉でR384へ突き当たり、右折して少し行くと、右側に七嶽神社への表示がある。 ここを右折し、狭い道を七つ岳に向かって進む。 目の前には、七つ岳のデコボコした山容がデーンと見える。 思わず車から降りて、その山容に見惚れる。 【登山】
登山道の最初は、石の鳥居をくぐり、石の階段状の登りである。10分程度の登りで、石の祠がある上宮に着く。 登山道は上宮手前を右に折れ、樹林の中を上って行く。入り口はわかりにくいが、赤テープの表示がある。 ここからが本格的な登山道である。 鬱蒼とした樹林の中を登って行くと、峠の分岐に出る。 ここにも祠が奉られているが、情けないことに空き缶などのゴミが散乱している。
峠の分岐を右折する。登山道は比較的よく手入れがされており、わかりやすい。 しばらく登ると最初の岩峰が現れるが、たいしたことはない。 この岩を登り、後ろを振り返ると、漸く回りの景色が望めた。黄緑色の新緑が沸き立つように綺麗だ。 ここからは、時折、岩が見られるヤセ尾根道で、何度かアップダウンを繰り返す。 時折、目の前に七つ岳の主ピークが顔を出す。
更にアップダウンを繰り返しながら、ヤセ尾根道を進む。 樹木に遮られ、展望はあまりきかないが、時折、荒川方面の海岸線が見え、ほっと息を飲む。 また、回りの山肌は新緑の緑が鮮やかであり、ポツポツと色鮮やかなツツジの花も見られる。 但し、登山道の至る所に、空き缶や弁当の容器が捨てられており、少し残念である。
七つ岳の主ピークが近くなると、回りの展望が見えてくる。 切り立った岩の向こうに、荒川方面の海岸の入り江がよく見える。 ここで、漸く、一組の登山者とすれ違う。 長崎の佐世保から来たらしい。 最後の急な登りを登りきると、ポールが立つ山頂に到達する。
山頂からは360度の大展望である。 天気も雲一つない晴天で、新緑に彩られた山々や遠くに広がる海岸線の入り江がとても綺麗で、最高の気分だ。 雄大な景色を見ながら、ビールで乾杯する。 山頂での昼食はラーメーンの予定であったが、幹事の私の不手際で、車にコンロを忘れてきたため、仕方なく、1個/人のおにぎりで我慢する。
見飽きることない大展望を満喫する。 特に、荒川温泉の海岸の入り江の景色が、新緑の緑と海の青さがマッチし、とても素晴らしかった。 下山は、途中の空き缶などのゴミを拾いながら、往路を戻る。登山口に着いたときには、拾った空き缶は50個近くに及んでいた。 |