Taka's Hiking Note

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岳滅鬼山(がくめきやま:1037m) 福岡県英彦山山系

岳滅鬼山は英彦山の西側に位置し、福岡県添田町と大分県日田市の境界にある。
岳滅鬼峠は江戸時代は、天領日田と豊前を結ぶ英彦山参りのメーンルートであり、今でも「豊前国小倉領」の石碑が立っている。
岳滅鬼峠から岳滅鬼山までの稜線には石楠花の株が多い。

岳滅鬼山周辺の地図 岳滅鬼山へは英彦山側の大南林道からのコースが主流であるが、今回は日田側の中山林道からのコースを紹介する。

国道212号線から日田・添田線に入り、小野川沿いに行く。

ことといの里を過ぎ、轟橋を右折し、ちょっと先の川の手前を左折すると岳滅鬼山方面へのびる奥地林道中山線に入る。

   山行記録  (中山林道−岳滅鬼峠から往復)

山行日 1998/11/14(土)晴れ メンバー 男4名、子供1名
コースと
タイム(分)
中山林道(日田側)途中登山口→(10)林道最奥部登山口→(15)岳滅鬼峠→(25)岳滅鬼岳→(10)岳滅鬼山→(30)岳滅鬼峠→(10)林道最奥部登山口→(10)林道途中登山口 【計110分】
駐車場 中山林道途中道端 利用した温泉 いこい荘(大分県山国町守実)

杉の間の登山口
林道はあまり広くないが、途中まで舗装されており、かなり上まで続いている。

アスファルトの舗装がなくなり、しばらく行くと、左手に林道途中の岳滅鬼山登山口がある。
林道を最奥部まで行きつめたところにも登山口はある。
中山林道途中の登山口
林道最奥部登山口 中山林道途中の登山口から入る。
入り口はわかりやすいが、途中からカヤがあらわれる。
たぶん、夏場はカヤでかなり歩きにくいと予想される。

途中から石ころ道になり、少し歩きにくいが、約10分で先程の林道の最奥部に合流する。
林道をちょっと戻ると、広場があり、そこに最奥部の登山口がある。
林道最奥部の登山口
華法窟をくぐって行く

林道最奥部の登山口から、数分登ると、華法窟(?)と名前のついた岩のトンネルがある。

これを過ぎ、少しジグザグに登ると、あっという間に岳滅鬼峠に出る。

華法窟を通る
岳滅鬼峠 岳滅鬼峠には昔を忍ばせる「豊前国小倉領」の苔むした石碑がある。
ここは、4差路になっており、直進すると添田側の大南林道へ、右折すると猫ノ尾丸を越え英彦山へ、左折すると岳滅鬼山方面への縦走路となる。

ここを、左折し岳滅鬼山方面へ向かう。
このあたりから、ちらほらと石楠花の木が目に付くようになる。
岳滅鬼峠
英彦山を眺める 岳滅鬼山へは途中3つの小さなピークを越える。
第一のピークを越え、第二のピークの登りの途中の岩からは展望が良い。
振り返ると、前面に英彦山の南岳、北岳が間近に見える。
その右奥には犬ケ岳から経読岳への稜線も見える。
また、岩の下方には中山林道が白く見え、その向こうに耶馬溪の山々が折り重なるように見ることができる。
遠くは、由布岳、くじゅう連山も見ることができ、かなり展望は良い。
このコース一番の展望場である。
第二ピーク手前の岩から見る英彦山
急な登り 第二ピークを過ぎると、第三のピークである岳滅鬼岳への登りとなる。

少し急な登りであるが、ちゃんとロープが設置されている。
岳滅鬼岳手前の登り
岳滅鬼岳山頂

第三のピークが岳滅鬼岳である。
山頂には岳滅鬼山の標識があるが、岳滅鬼山はもう一つ先のピークである。
この山頂は狭いが、東側の展望は良い。
また、山頂には石楠花の木が多い。

岳滅鬼岳山頂(1040m)
岳滅鬼山山頂

岳滅鬼岳から少し下り、約10分で岳滅鬼山の山頂に到達する。
山頂はなだらかであり、木々に囲まれ展望は良くない。
山頂には三角点がある。
また、ここからは釈迦ケ岳方面への縦走路が伸びている。

下山は往路を引き返す。

日田側の中山林道からは、簡単に岳滅鬼山へ登ることができるコースである。

岳滅鬼山山頂(1036m)

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