田床山(たどこやま:山口県萩)
〜 松蔭神社から萩の旧跡巡りと田床山の往復 〜

山行日 2005年6月25日(日) 天気:晴れ
コース&
タイム
松蔭神社・松下村塾(9:30-50)〜伊藤博文旧邸(10:02)〜吉田松陰生誕地(10:13)〜東光寺(10:17) 〜手すりの登山口(10:35)〜鞍部(11:14)〜田床山山頂(11:27-12:07)〜松蔭神社(12:53)
【行動時間】約3時間20分
主なピーク田床山(373m)
アプローチ行橋〜小倉東IC〜美祢IC〜萩市
【所要時間】約2時間
駐車場松蔭神社 メンバー山童の会


松蔭神社の駐車場を出発
松蔭神社を出発

今からに二十数年前の学生時代、幕末期の志士に傾倒していた私は何度か萩を訪れては、ウロウロしたものである。 そんな懐かしの萩市の山「田床山」に登ることになった。
田床山は松蔭神社の裏手に広がる山で、山頂にはTVの中継鉄塔が林立し、眼下に萩市を一望できる山である。
懐かしい松蔭神社の駐車場に車をとめ、出〜発。

数々の志士を輩出した松下村塾
松下村塾見学

萩と言えば、先ずは「松下村塾」であろう。明治維新への回転となった多くの志士を輩出した地である。 メンバーの中で神奈川出身のA氏はなんと「松下村塾」を知らなかったが、塾内に飾られた歴史的有名人の写真を眼にして感慨深げであった。

雰囲気のいい街並みの中を行く
松蔭生誕の地から東光寺へ向かう

松蔭神社内は通り抜けできないので、再び駐車場へ戻って出た後、神社の右手の道を山側へ進む。
歴史を感じさせる古い街の中の道沿いには、萩焼きのお店がいっぱい並んでいる。
途中、伊藤博文旧邸に寄り見学する。再び、道に戻ると、吉田松陰生誕の地に出る。 ここを右に行くと、田床山への登山口があるが、今回はまっすぐと東光寺へ寄り、グルリと回りながら登山口へ向かうことにする。

伊藤博文旧邸にて

松蔭生誕の地
ここを右折しても登山口へ行ける。

東光寺の門
東光寺から登山口へ

萩・東光寺は毛利家の菩提寺である。元禄4年(1691)に萩藩三代目藩主の毛利吉就が建立たらしい。
ゆっくりと中を見学したいところだが、今回は時間がないので、門からのみ見学する。

東光寺の横から登山口へ向かう
東光寺を後にし、門の右手からの車道を山へ向かって行く。既に太陽が照りつけ、この時期特有の蒸し暑さで異常に暑い。

夏草が茂る手すりの登山道へ入る。
漸く登山道へ取り付く

東光寺からの車道を登って行き、右手にカーブする左手に山へ入る登山道がある。田床山への標示がないためわかりにくいが、手すりが設置されているのですぐにわかる。
もし、松蔭生誕の地から登ってきた場合は、車道を一旦左手に少し下ると、右手にこの登山道がある。

シダが生い茂る登山道を行く
シダの登山道

登山道は整備されており、しっかりしているが、この時期は夏草が生い茂っている。特にシダが大き生い茂っている。
登山道に入るとすぐに汗が吹き出る。風がなく、とにかく蒸し暑いのに閉口する。この時期の低山特有の蒸し暑さである。

植林帯になると鞍部が近い
植林帯から鞍部へ

シダの道はやがて、植林帯の道となる。植林帯が現れると、鞍部は近い。
標高373mの山であるが、やたらときつく、メンバーのペースも上がらない。風もない蒸し暑さで体が動かない。水分を取りながらゆっくり登る。

鞍部から右手の山頂へ向かう
鞍部から山頂へ

植林帯を抜けると、開けた明るい鞍部に出る。ここを右手に向かうと山頂である。

山頂への急登
鞍部から山頂へ

鞍部から山頂までは数分であるが、最後は急な登りとなる。皆さん、足取りがかなり重いようだ。
登りきると、開けた山頂広場に出る。車道が横まで上がってきており、ガックリくる。

鉄塔が立つ山頂広場
山頂にて

山頂からは萩の街が眼下に見下ろせる。まさしく萩の展望台である。かすんで町並みが良く見えないのが残念である。
山頂には屋根つきのベンチの休憩所があるのが嬉しい。休憩所の先の白樺の木の元に三角点がある。
とにかく蒸し暑いので、早速、ビールで乾杯だ!

眼下に萩の街を見下ろせる
往路を下山。

下山は往路を戻る。手すりの登山道の入り口からは、東光寺方向へは下らずに、松蔭生誕の地へ下り、再び松蔭神社へ戻る。

山頂付近には屋根つきのベンチもある

田床山山頂にて集合写真


Home=山でいっぷく!=