松ノ木峠から冠山・寂地山往復
(よしわかんむりやま:1339m 広島県、じゃくちさん:1337m 山口県) |
山行日 | 2005年4月24日(日)晴れ | ||
コース&タイム |
冠高原スキー場駐車場(7:50)→松ノ木峠登山口(7:52)→寂地・冠分岐(9:36)→冠山(10:03-20)→寂地・冠分岐(10:40)→寂地山(11:18-12:15)
→ボッカ訓練→寂地山(14:13)→寂地・冠分岐(14:52)→松ノ木峠登山口(16:24) 【行動時間:約8時間30分】 | ||
アプローチ | 苅田町→下関IC→吉和IC→冠高原 | ||
主なピーク | 吉和冠山(1339m)、寂地山(1337m) | 駐車場 | 冠高原スキー場駐車場 | 温泉 | 六日市温泉「ゆらら」 |
冠高原スキー場駐車場 |
◆冠高原スキー場駐車場 GW遠征の最後の調整ボッカ訓練として、カタクリの花の寂地・冠山系を選んだ。 やはりどうしても、この時期はカタクリの寂地山に行きたくなる。 今回は松ノ木峠登山口から冠山と寂地山を往復することとした。 天気は快晴、絶好のカタクリ鑑賞とボッカ訓練日和となった。 |
車道を松ノ木峠登山口へ向かう |
◆出発 冠高原前の車道を少し登ったところが松ノ木峠登山口となる。 車道の前には緑があざやかな牧草が綺麗だ。 |
松ノ木峠登山口 ログハウス右手の林道へ入る |
◆松ノ木峠登山口 峠を越え車道が下り始める直前のログハウスの右手が松ノ木峠登山口となる。 ログハウスの右手の林道を入って行く。 林道はすぐに終わり、カラマツ樹林の中の雰囲気のいい山道となる。 |
雰囲気のいいカラマツの道を行く |
気持ちのいい登山道 |
◆尾根に取り付く 小さなピークを越え、いったん下った後、だらだらとした登りの尾根に取り付く。 樹林の中の尾根を階段状にひたすら登ることになるが、まだ新緑が芽生え始めない樹林の登山道は雰囲気が良くて気持ちいい。 |
明るい登山道を行く。 |
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カタクリの花の撮影中! |
◆カタクリの花が出始める 1100mを過ぎたあたりから、登山道の脇にピンクのカタクリの花が見られ始める。 寂地山〜右谷山あたりのカタクリまでは多くないが、かなりの数のカタクリである。 天気がいいため、元気よく花びらが反っている。 今回のルートで初めて出会うカタクリだけに、じっくりと写真撮影をする。 重いザックを背にしたまま無理な体勢で写真を撮っている姿がおもしろい。 |
元気に花を広げたカタクリ |
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チマキザサの中を再び登っていく |
◆ブナとチマキザサの中を行く とりあえずカタクリの花の写真を撮り落ち着いた後、再び登りに入る。 左手には木々の間から寂地山・右谷山方面への山並みが見えてくる。 ブナ林とチマキザサの雰囲気のいい登山道を登って行くと、寂地山と冠山の分岐点に出会う。 |
寂地山・冠山分岐点 |
◆寂地・冠分岐点にて 分岐点には小さな標識がある。 道なりに真っ直ぐ進むと寂地山への縦走路となるが、ここは右手に進み冠山へと向かう。 |
冠山への登り |
分岐からは、一旦下った後、鞍部から冠山の南尾根を登る。 登りきった後、平坦な道を行き、汐原からの登山道合流点を過ぎると吉和冠山頂へ達する。 |
木々に囲まれた吉和冠山山頂 |
◆吉和冠山山頂 冠山山頂は木々に囲まれており、展望はあまりきかない。 初夏の頃はドウダンツツジで彩られるが、まだこの時期は花はない。 重いザックを降ろし、小休止とする。 |
冠山北端からの展望 |
◆北端の展望台にて 山頂北側にほんの少し行くと、展望所がある。 岩場の上であるためか、高度感があり、また北側の展望が非常に良い。 |
寂地への縦走路を行く |
◆寂地山へ縦走 冠山で小休止した後、寂地山へ縦走する。 ひとまず先ほどの松ノ木峠分岐点に戻り、そこを右折し寂地山へ向かう。 分岐点からは、ほとんどアップダウンもなく、快適な縦走路である。 途中、山口県で唯一の「オオヤマレンゲ」自生地の横を通っていく。 ブナと寂地杉の混じった縦走路は独特な雰囲気である。 |
人がいっぱいの寂地山頂 |
◆寂地山頂にて 寂地山頂に近づくと人声で賑やかになる。 山頂付近は登山者で大賑わいである。 カタクリの花を見ながらここで漸く昼食とする。 |
林道分岐点付近も人でいっぱい |
回りを見ると登山者数はかなり多い。
数年前まではまだそんなに多くはなかったのだが、最近、登山者も急増しているようだ。 中にはカタクリの群生地の中にかなり入り込んで弁当を広げているグループも多く、できるだけ登山道以外には入らないようにしてほしいものである。 近いうちにロープが張られてもおかしくない状況になるかもしれない。 |
ヨイショ!ヨイショ! |
◆ボッカでウロウロ 時間があるので、時間の許す限りボッカ訓練をすることにする。 下山時間を考慮し、1時間でみのこし峠方面へ行けるところまで行き、また引き返してくることとする。 引き返す途中、行きにすれ違った同じ人とまたすれ違うたびに、「どうしたのですか」と聞かれ、都度説明する。 |
カタクリとミヤマカタバミ |
◆往路を戻る 再び寂地山頂に戻った時には、登山者はかなり減っていた。 下山は往路を松ノ木峠へ戻る。 天気にも恵まれ、カタクリやミヤマカタバミ、エイザンスミレなどいろいろな春の花にも会え、贅沢なボッカ訓練であった。 同行のHさん、Kさんお疲れさんでした! |