開聞岳へは10年ほど前に一度登ったことがあるが、その時は生憎天気があまり良くなく、山頂からの展望はあまりきかなかった。 登山道も独特な右回りラセン状の単調な登りで、たぶんもう来ることはないだろうと思っていたが、10年目にして再びその開聞岳に訪れた。 運の良いことに、今年は秋晴れの絶好の天候に恵まれ、山頂からは360度の大展望を楽しむことができた。 独立峰ならではの展望は素晴らしく圧巻であった。 |
秋晴れの開聞岳(鹿児島県) 〜山麓ふれあい公園から往復〜 |
山行日 | 2006年10月7日(土)晴れ | ||
コース&タイム | 開聞山麓ふれあい公園(12:20)→五合目(13:13)→山頂(14:30-15:10)→五合目(16:10)→ふれあい公園(17:30)【行動時間:約5時間】 | ||
主なピーク | 開聞岳(924m) | 駐車場 | 開聞山麓ふれあい公園 | 温泉 | 指宿の温泉 | アプローチ | 中津(6:10)→日田IC(7:10)→えびのPA(9:20) →谷山IC→指宿スカイライン→開聞山麓ふれあい公園(11:40)【所要時間5時間30分】 | 備考 | 山童の会・月例山行 |
噴煙を上げる桜島 |
◆アプローチ 日田から高速に乗り、鳥栖で大分自動車道から九州道へ。 鹿児島谷山ICを降り、指宿スカイラインに入る。 このスカイラインは意外と長く感じる。 途中の展望所で休憩。目の前に桜島が大きく見える。 少し前に吹き上げた噴煙がたなびき、さしずめ桜島から天に向かって走る龍のごとき噴煙であった。 |
出発前の準備運動 |
◆開聞山麓ふれあい公園登山口 昼前に登山口である開聞山麓ふれあい公園に到着する。 時間が中途半端なので、公園の売店の横で昼食をとった後に出発をすることとする。 早くも何人かは登る前から景気づけにビールを飲んでいる。 ふれあい公園の広い芝生の広場で準備運動をした後、出発する。 この芝生の広場から見上げる開聞岳はかなり迫力がある。 |
出発 |
◆出発! 芝生の広場の右手の車道を開聞岳二合目に向かって出発。 天気はほぼ快晴で、日差しが暑い。 |
二合目登山口 |
◆二合目登山口 車道を登りつめると、二合目登山口に出る。ここからが山道の登山道となる。 |
樹林の中を行く |
◆三合目通過 南国っぽい照葉樹林の中の登山道を行く。樹林の中なので、少し薄暗いが、 1合目おきに標識が整備されている。 | ||||
五合目にて。木々の間から展望がきく。 |
◆五合目にて 公園を出発して約50分で五合目に到着する。 今までは薄暗い樹林の中であったが、この五合目からは東側が開けており、展望がきく。 ベンチもあり休むにはちょうどよい。 | ||||
仏石へ向かう |
開聞岳登山道は右回りのラセン状になっており、ちょうど一周すると山頂へ到達する。 五合目からは再び樹林の中の登山道となる。 | ||||
大隈半島方面を望む |
◆6,7合目通過 ちょうど登山口の裏側(南側)にあたる7合目あたりから眼下に海が見えるようになる。 青い海がとても綺麗だ。 東側には大隈半島、そして目の前の南方には天空に聳え立つ屋久島と平べったい種子島の対照的な島影が見える。 | ||||
岩がゴロゴロした登山道 |
このあたりから登山道は岩がごろごろし歩きにくくなるが、樹林の背丈があまり高くなく開放感がある。
小さなアップダウンを繰り返しながら一周するように登っていく。
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眼下に望む枕崎方面の海岸。圧巻の展望!
◆9合目通過 | 九合目を過ぎると、枕崎方面へ続く湾曲した薩摩半島の海岸が眼下に見下ろせる。 急に開けるので、息を呑むほどの展望に驚く。ちょうど展望岩もあり、このコースで一番の展望場所である。 九合目からはガレ場の急登りを詰めると開聞岳山頂に飛び出る。
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大きな露岩の開聞岳山頂
◆開聞岳山頂からの大展望 | 開聞岳山頂は展望抜群である。北側には眼下の池田湖の向こうに桜島が見える。 東側の錦江湾の向こうには佐多岬へ続く大隈半島。 そして、西側は枕崎へ続く湾曲した見事な海岸線。 中央露岩の上に上がると南方の彼方に屋久島と種子島の島影もはっきり見える。 天気にも恵まれ至福の展望を大満喫した後、山頂を後にし下山は往路を戻る。 下山後は指宿の温泉地へ向かう。これもまた楽しみの一つである。 |
開聞山頂での集合写真 |
山頂に立つ |
雄大な展望に感嘆! |
遠くに種子島と屋久島の島影がはっきり見える。 |
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