(向坂山・白岩山・扇山/宮崎県)


 散策日: 2004年5月8日曇り

霧立(きったち)越は五ヶ瀬町から椎葉村に至る山地で、向坂山(1684m)、白岩山(1646m)、扇山(1661m)の山々が連なる稜線通しの道をさす。その稜線にはブナなどの自然林がふんだんに残り、また四季を通じて多くの野草に出会え、のんびりとした山歩きはとても心地よい。 白岩山周辺は「白岩山石灰岩峰植物群落」として県の天然記念物にも指定されている。
そんな魅力的な霧立越に5月初旬の新緑の時期に訪れた。新緑の緑は少し色濃くなり始めていたが、稜線の道はブナを主体とした新緑でとても綺麗だった。白岩山周辺のヤマシャクヤクもちょうど見ごろで、白くて清楚な大きな大輪に出会えることができた。また、この山域はシャクナゲがとても多い。 今年のシャクナゲはどこも裏年で、花付きがよくないが、ここもはやはり花数は少ないものの、見事なシャクナゲを見ることもできた。
四季を通じて、また来たくなる山である。

ヤマシャクヤク ナツトウダイ ユキザサ
ツクバネソウ ワチガイソウ ギンリョウソウ
ホウチャクソウ ツクシシャクナゲ ムシカリ
ミヤマシキミ ミツバツツジ オトコヨウゾメ


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