Taka's Hiking Note |
障子ガ岳(しょうじがたけ:427m)福岡県京都郡 |
障子ケ岳は京都郡と田川郡の郡境に位置し、味見トンネルと仲哀トンネルの中間にある。 山城跡の山頂からは、展望がすばらしく、京都平野から周防灘方面、香春岳・牛斬山から続く福智山の稜線、平尾台、大坂山がよく見渡せる。 この山頂には、中世、足利尊氏の一族の統氏によって築かれた山城(障子ケ岳城)があった。 1586年にはこの城は黒田孝高の陣に下り、翌年には豊富秀吉も入城したと言われている。 その後、徳川家康の一国一城令によって廃城となった。 この城跡は長い間、雑木が生い茂っていたが、昭和63年に地元のボランティアにより清掃され、現在の美しい姿をとり戻した。四季を通じて、地元の人達の整備が行き届いている。 現在の山頂は要塞跡を思わせる階段状の特異な山容をしている。 |
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![]() 岩熊から見る障子ガ岳 山城跡の山頂は要塞を思わせる。 |
山行記録 (味見登山口−障子ガ岳−宮原へ) |
山行日 | 1998/12/23(水)晴れ | メンバー | 単独 |
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コースと タイム(分) |
味見登山口→(25)味見峠→(10)宮原への分岐→(10)上野への分岐→(7)空濠跡→(3)本丸山頂→(15)宮原への分岐→(15)砂利場→(5)宮原登山口→(15)味見登山口 | ||
駐車場 | 味見登山口道端 | 利用した温泉 | なし |
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行橋市から京都郡勝山町岩熊地区にさしかかると、山頂が階段状になった障子ケ岳が近づいてくる。 採銅所へ抜ける味見トンネルの手前の県道64号道路脇に登山口があり、障子ケ岳まで3.8Kmの標識がある。 すぐ入った林道の道端に数台の車を止められるスペースはある。 この林道先の味見峠まで車で入ることはできるが、今回はここから登る。 |
味見登山口 | |
![]() 味見峠の分岐 |
左手に、平尾台の龍ガ鼻を見ながら、砂利道の林道を入って行く。味見トンネルができるまでは、この道が峠向こうの採銅所へ抜ける主道であった。 他に登山者はいない。ジグザグしながら単調な林道を25分程登って行くと、味見峠に出る。 直進すると峠を越え採銅所方面へ出る。 障子ケ岳1.4Kmの標識があり、ここを左折する。 土道を登って行くと、隣の香春岳と牛斬山が時折顔を出してくる。 |
![]() 砦跡付近から見る山頂 |
土道を登りきり、少し下って行くと、左手に宮原登山道への分岐がある。ここを直進し、右に回り込むように登って行くと、障子ケ岳への尾根道となり、砦跡の小高い高台がある。ここには、桜の木がたくさん植樹されている。 尾根道に入ると、目の前に障子ケ岳山頂の北の丸跡が見えてくる。右手には香春岳、牛斬山がはっきりと見える。 桜の木が両側に植樹された並木道を進むと、障子ケ岳山頂直下に出る。 左手から上野登山口からの道が合流してきている。 ここには、地元さくら会が設置した登山名簿箱があり、障子ケ岳のパンフレットと登山者名簿が置かれている。地元の人達の心使いに感謝する。 |
![]() 馬場跡から二の丸、本丸を望む |
急な斜面にひとあえぎすると、山頂北端の空濠に出る。 山頂部は北の丸跡、馬場跡、二の丸跡と階段状に続き、小高い本丸跡に山頂の三角点がある。 この山城跡の山頂はどこからでも360度の展望である。 ベンチも置かれており、東西の展望をゆっくり楽しむことができ、贅沢な山頂である。 |
![]() 香春岳方面の展望 |
西方には、香春岳の三峰、牛斬山から福智山の山並みが広がり、福智山の山頂もちょこんと見える。 南には、鉄塔が林立する大坂山が間近で、東には京都平野の向こうに周防灘、豊前海を見下ろせる。毎年、正月には初日の出を見るために、地元人の多くがこの山に登るらしいが、すばらしいロケーションである。 北方には平尾台の龍ガ鼻、丸い山容の貫山の展望も良い。 |
![]() 平尾台方面の展望 |
下山は、砦跡の先の宮原への分岐まで、往路を戻る。 分岐を右折し、薄暗い樹林帯の中を下っていくと、砂利場に出る。 車道を下っていくと宮原集落に出る。民家の脇に宮原登山口の標識がある。 左折し、しばらく行くと県道64号線に出る。 |