西山・犬鳴山縦走(福岡県)
〜 犬鳴ダム−西山−犬鳴山周回縦走 〜

山行日 2005年3月12日(土) 天気:曇り
コース&
タイム
犬鳴ダム最奥部登山口(9:40)〜こもの峠(10:35)〜西山(10:50-11:05)〜こもの峠(11:17) 〜番兵跡(11:50)〜鉄塔(12:05-45)〜鹿見分れ(12:53)〜猪野越(13:45)〜犬鳴山(14:20-38) 〜藤七谷出合(14:55)〜車道(15:15)〜犬鳴トンネル(15:25)〜犬鳴ダム(15:42)
【行動時間】約6時間
主なピーク西山(鮎坂山645m)、犬鳴山(584m)
アプローチ行橋〜飯塚〜犬鳴ダム 【所要時間】約1時間半
駐車場犬鳴ダム最奥部車道脇 メンバー山童の会


犬鳴ダム
犬鳴ダム登山口へ

以前から登ってみたい山の一つがこの犬鳴連峰であった。 地味な山であるが、アップダウンが多く、低山にしては十分に楽しめる山であるらしい。

今回は犬鳴ダムから司書橋コースを登り、西山から犬鳴山へ周回縦走することになった。
犬鳴ダム駐車場に車を1台デポし、登山口であるダム最奥部へ向かう。

犬鳴ダム最奥部車道脇
司書橋コース登山口

犬鳴ダムの堰堤からダム沿いの道を更に奥へ向かい、車道最奥部の広くなった道脇に駐車する。 目の前にデコボコした縦走路の一部が見える。天気は生憎、曇よりした天気である。
準備した後、全員が輪になって準備体操のストレッチを行う。

登山口を出発
犬鳴川源流に沿って出発!

舗装道を少し行くと、杉林の中の登山道を左手に入る。 横を流れている川は犬鳴川源流であり、しばらくはこの源流の沢に沿って進んでいく。
途中、炭焼き小屋の跡であろうか、石積みの跡があちこちに残っている。
しばらく行くと、立派な犬鳴川源流の碑があった。ここからは更に鬱蒼とした杉林の道となる。

犬鳴川源流沿いに行く

杉林の中を登る

こもの峠へ到着
こもの峠

時期的に花粉症の人にはたまらない杉林の道を登っていくと、縦走路の鞍部の「こもの峠」へ出る。 ここには、古賀側の清滝からの登山道が合流する。
左へ行くと犬鳴側への縦走路となり、西山山頂へは右へ登りピストンすることになる。

西山への急登り
西山山頂へ

こもの峠を右折し、西山への登りは意外と急登である。ロープが設置されているので、下りは助かる。 自然林の道を15分程度で開けた車道へ出る。西山は自衛隊の演習場の一部になっているのか、壕の施設がある。 その壕の上に、西山(鮎坂山)の山頂標識があるのがおもしろい。
山頂は広々としており、展望は抜群である。福智山山系、宗像四塚連山、そして福岡市方面には海の中道と志賀島がよく見渡せる。

西山山頂へ向かう

広々とした西山(鮎坂山)山頂

宗像四塚連山の孔大寺山、湯川山

海の中道と志賀島が見える

こもの峠から縦走路への登り
こもの峠から縦走路へ向かう

西山から犬鳴山への縦走は、一旦、こもの峠へ戻る。こもの峠からは、杉林の中の急坂を登った後、アップダウンの連続となる。
途中、「古賀高校鍛錬遠足コース」の標識があった。たぶん、古賀高校の遠足コースなのであろうが、日ごろ、山登りをしない生徒にはかなりきついコースだろうと皆で話す。

古賀高校鍛錬遠足コースの標識

アップダウンが続く

番兵跡
番兵跡から鉄塔の広場へ

こもの峠から三つのピークを越えると番兵跡の鞍部に出る。杉林の中の薄暗い所である。 番兵跡を過ぎ、少し行くと鉄塔の広場に出る。ここは東と西側の展望がきき、開けて明るいので、ここで昼食とする。
ここからは、かろうじて西山のなだらかな姿が見える。そして、そこから続くアップダウンの縦走路。

鉄塔があり、周りが開けている

遠くに西山の姿が見える

鹿見分れ
鹿見分れから椿峠を越える

鉄塔から再び縦走路を進む。三市町境の鹿見分れを過ぎ、椿峠を過ぎると、目の前に犬鳴山の綺麗な双耳峰が見えてくる。
まだまだ遠くに感じる。
このあたりから、回りの木々は自然林に変わってくる。

まだまだアップダウンは続く

遠くに目指す犬鳴山の双耳峰が見える

自然林の気持ちいい縦走路を行く
猪野越から犬鳴山へ

鹿見分れを過ぎたあたりから、自然林が多い気持ちいい登山道となる。緩やかなアップダウンを繰り返しながら進むと、猪野越に出る。 犬鳴山へはここを右折する。
右手に藤七谷への分岐を見送り、最後の急坂を登ると犬鳴山頂に飛び出る。

猪野越の分岐

犬鳴山直下の登り

犬鳴山頂にて
犬鳴山頂にて

犬鳴山頂は西側が開けて、展望がある。西山からはアップダウンが多く、結構長い道のりであった為か、皆さん、一息入れる。
西側に立つと、目の前に今まで歩いて来た西山からの縦走路が見ることができ、よく歩いたものだと感心する。

山頂でほっと一息

西山からの縦走路が見渡せ、感激もひとしお

山頂から東の尾根へ下る
犬鳴山からダムへ下山

下山は犬鳴山頂の東尾根を下る。下山には藤七谷コースもあるが最近は利用が少なく、少しわかりにくいらしい。 東尾根を一気に下って行くと、途中で藤七谷ルートに合流する。藤七谷にも炭焼小屋の跡が残っている。
堰堤を越え、右岸に渡り下って行くと、舗装された林道へ出る。

藤七谷で合流する

堰堤を越えた後、右岸を行く

林道へ出る
犬鳴ダムへ向かう

舗装された林道を下って行き、ゲートを出ると、犬鳴トンネルの前の県道21号線に出る。 ここからは県道を犬鳴ダムまで約17分の歩きである。
途中、車道脇から筑前の秘境「犬鳴渓谷」を見下ろす。

犬鳴トンネルの県道21号に出る

県道を歩いて犬鳴ダムへ向かう

犬鳴ダムへ到着
犬鳴ダム

犬鳴ダムからは、デポしていた車に運転手だけが乗り、最奥部へ車を取りにいく。
低山であるが、噂どおりアップダウンが多く、また自然林の縦走路を楽しめる山であった。 ボッカ訓練にはいいコースであるが、秋の紅葉の頃の静かな山歩きも良さそうなコースである。


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