雪の英彦山
2003/2/2 曇り時々晴れ

英彦山1

深雪晴れ 天狗の留守を 訪れり

トタン屋根の 凹凸残して すべり雪

石段を 覆う白雪 踏みしめて

雪帽や おまわりさんも 山登り

天馬

天馬

雨人

天馬


英彦山2

青空を 仰ぎて輝く 白銀樹

枯れ杉が 雪化粧で 蘇り

白銀と 青空のなか 笑顔輝く

雨人

雨人

雨人


英彦山3

しなだれた 枝に花咲く 樹氷かな

色という 色を極めて 雪の白

春近し この積雪の 下を見よ

雨人

天馬

天馬


英彦山4

山の茶屋 人と小鳥と にぎやかに

雪のなか 目立つ赤旗 うらめしや

かじかんだ 指もたのしき 雪見酒

かじかんだ 手に息ふきかけて オデン煮る

天馬

雨人

天馬

雨人


英彦山5

杉木立 何を見つめる 雪だるま

雪だるま どうしているか 星の夜

雨人

天馬


英彦山5

雪落とし 竹を伸ばして 背も伸ばし

いつかきた ようなみやげ屋 靴を脱ぐ

おばさんに つい呼び止められて 甘酒を

雨人

天馬

雨人

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