TOPページへ くじゅう山行記録へ くじゅう山案内マップへ


大船山(たいせんざん:1787m)【九重連山:大分県】
−長者原〜雨ガ池〜坊ガツル〜大船山コース−
(99年ミヤマキリシマ観望山行)


【山行日】  1999年5月30日 晴れ

【メンバー】  男性2人、女性1人

【コースとタイム】

長者原駐車場(6:30)→雨ガ池(7:30)→坊ガツル(8:30)→段原→大船山(10:30-11:30)→北大船山→大戸越(12:30)→坊ガツル→雨ガ池→長者原(14:45)

【駐車場】  長者原駐車場

【利用した温泉】  なし

     前夜泊 
いよいよ九重の山開きも近くなり、ミヤマキリシマのシーズンになってきた。
山開きは大勢の人で大渋滞が予想されるので、1週前に出かけることにした。

前夜のうちに、長者原まで入り、駐車場で泊まる。
最近、長者原の駐車場は整備されており、駐車台数も増えた。
あまりにきれいになりすぎた為か、テントを張るのをためらうほどだ。
昔のよく張っていた草むらがなくなってしまったのは寂しいものだ。

夜22:00頃長者原に到着する。予想していたほど混んでいず、60%程度の混み具合だ。
早速、駐車場の隅のほうにテントを設営し、明日の登山に備え、宴会の準備をする。宴会と言っても、3人だけであるので、テントの中で、途中仕入れてきた豊後牛?をコッヘルで炒め、ビールで乾杯だ。
午前2時頃、「4時半起床」を約束し、テントと車に分かれ就寝。
     登山記録
長者原自然観察路 目覚めると既に5時半であった。天気も良く、朝の空気がすがすがしい。
テントを撤収し、昨夜の残りのオニギリをほおばり早速出発する。

今回のルートは雨ガ池を越えていくメインルートである。
長者原から続く木製の自然観察路に出て、目の前に三俣山、右手に硫黄山の噴煙を見ながら出発する。

いつもながら、高原の朝の空気は心地よい。
昨夜の酒のゲップがちょっと気になる。
長者原からの自然観察路を行く
雨ガ池にて 長者原から雨ガ池までは、静かな樹林帯の中の登りである。
登山道は良く整備されており、また傾斜もあまりないので、快適な森林浴歩きができる。
緩やかな登りで高度を上げて行くと、漸く左手に展望が開けてくる。長者原方面が望め、このあたりで漸くミヤマキリシマの花を確認できる。

ここからは少し行くと、目の前がパッと開けた草原状に雨ガ池に出る。雨ガ池には水が無いことも多いが、今回はたんまりとあった。まさしく天然の庭園である。
ここらで、ちょっと一休みする。

自然の庭園「雨ガ池」
ミヤマキリシマの向こうに大船山を見る
雨ガ池を越えると、その後は坊ガツルへの下りとなる。
下り始めにかかると、目の前にこれから向かう大船山から平治岳への稜線が綺麗に見える。


また、下方に見える坊ガツルにはたくさんの色とりどりのテントが確認できる。

ここからは、ひと下りで坊ガツルに出る。
坊ガツルに降りて鳴子川添いに少し行き、左折するとトイレや水場があるテント場に出る。
雨ガ池の先から大船山・坊ガツルを見る。
坊ガツル この日は山開き前であるが、ミヤマキリシマを目当てにたくさん登山者で、テントも多かった。ここのテン場は地面が弾力性のある草であるので、さながら絨毯の上にテントを張るようなもので、とても気持ちがよい。

トイレ付近のの草むらに寝ころび、しばらく回りの山々を眺めながら一服する。まさしく、四面山なる坊ガツルである。
目の前にはこれから向かう大船山のピークが高度感たっぷりに見え、
平治岳は山頂付近の山肌がミヤマキリシマでうっすらとピンク色に染まっている。

避難小屋の先から大船山への登山道に入る。
坊ガツルのテン場はテントでいっぱいだ。
登りの途中から三俣山と硫黄山を見る 坊ガツルから本格的な登りが始まる。
アセビの群落を抜け、樹林帯の中の急な傾斜を登って行く。
昨夜の酒が珠のような汗になって流れ落ちる。
腹が減ってなかなかペースが上がらない。
中腹を少し過ぎたあたりで、漸く坊ガツル方面の展望が開けてくる。
ここで、一休みし、たまらずオニギリを食べる。
眼下には坊ガツルが見下ろせ、その向こうに九重のシンボルの三俣山、硫黄山の噴煙が見える。
途中のきつさを忘れさせてくれる光景である。
登りの途中から坊ガツル、三俣山を眺める。
ミヤマキリシマと大船山 傾斜が少し緩やかになり、登山道に石ころが多くなると、段原が近くなる。
登山道の脇に、ひっそりと咲くイワカガミの姿が見られる。


段原の手前にさしかかると、右手奥に大船山のピークが大きく見えてくる。ミヤマキリシマと緑の斜面が美しい。
段原は大勢の人達でいっぱいで、賑わっている。
ただ、今回は時期が少し早いみたいで、ミヤマキリシマはまだ3分咲きといったところだ。

段原からはひと登りで大船山の山頂に到着する。
途中、イワカガミの群落が見事に咲き誇っていた。

段原手前から見るミヤマキりシマと大船山
大船山山頂にて 大船山の山頂は登山者でいっぱいで、ところ狭しとあちこちで弁当を広げている。

かろうじて山頂の片隅を死守し、早速ビールで乾杯する。昼食はカップラーメンである。
一息ついていると、どこかで見たような顔が見える。
どうやら我々の山仲間のH氏来ていたようである。

順番待ちをし、漸く山頂での写真を1枚撮る。
大船山山頂にて
大船山からの展望は360度ですこぶる良い。
久住山、中岳、稲星山、白口、三俣山といった九重連山はもちろんであるが、阿蘇山、祖母・傾、由布岳などこの付近の山はほとんど見渡せる。
ビールを飲みながら、しばらくその自慢の展望を楽しむ。

大船山はコニーデ型の複式火山で段原はその火口跡であり、山頂から見るとその姿はうっすらとミヤマキリシマでピンクに染まり美しい。

下山は、一応、北大船山に行き、大戸越でチラッと平治岳の様子を見て、帰ることにした。
大船山山頂から段原方面を見下ろす。
イワカガミの群落が見事だ!!(大船山直下)
北大船山はミヤマキリシマの株がビッシリあり、昔はそれは筆舌しがたいほど、綺麗であったが、最近はその株も状態が悪くなってきており、残念である。

大戸越はいつもながらすさまじい登山者で、平治岳山頂に向かってアリのような行列が続いている。
一応、雰囲気だけ味わって、我々は坊ガツルへ下る。毎度ながら、いつも私は平治岳の登りを断念しているような気がする。

大戸越から坊ガツルを抜け、雨ガ池を越え、長者腹へ戻るが、毎度ながら、この帰りの道のりは随分と長く感じるのは私だけであろうか!?
また、来年来ようっと!
北大船から見る三俣山とミヤマキリシマ

TOPページへ くじゅう山行記録へ くじゅう山案内マップへ