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馬口岳(ばくちだけ:1435m) 宮崎県椎葉村

    山行記録(その2)

ばくち石と脊梁の山々 「ばくち石」は馬口岳山頂から、北へ少し下ったところにある。
山頂から少し下り、左手の「ひるね石」の下を巻くように、細い道を下ると目の前に壮大な展望が開けてくる。
その先を少し上がったところが「ばくち石」である。
ここから先は切れ落ちており、道はない。

「ばくち石」からの展望は息を飲むほどだ!
目の前には九州中央山地の脊梁の山々が折り重なるように広がる。
この上にあがると、誰もが最初に思わず「うおぅ〜」と声をあげてしまう。
皆でピーク同定でワイワイやるが、よくわからなくなるほどだ。

ひるね石から「ばくち石」を見る
ばくち石の上で 天気は雲一つない青空で、風もなく、最高の気分である。
しばらくここで、のんびりしたい気持ちを抑えながら、ばくち石を後にし、再び馬口岳山頂へ戻る。

ばくち石の上で記念撮影
ばくち石からの展望 ばくち石からの展望
遠くに向霧立越を望む 眼下の椎葉村の向こうに霧立越を望む
シシ鍋最高! 再び山頂へ戻った後は、待望の「シシ鍋」である。
前夜からせいさんが準備した材料とスープを入れ、寒い山頂に湯気があがる。
「うまい!!」  皆が簡単の声を上げる。
シシ肉が非常に柔らかく、冷えた体を芯から温めてくれる。
シシ肉と野菜たっぷりの贅沢な鍋である。

シシ鍋を満喫!
シシ鍋、ホットケーキの臭いで山頂はいっぱい 隣では、Nさんが自慢のホットケーキを焼き、あたりに甘い香りを漂わせている。
これもまた「うまい!」

それぞれのザックからはビール、ワイン、焼酎などがでてくるが、帰りの車のことを考え、あまり飲めないのが残念。
既に、皆は意気投合し、いろんな話しに花が咲く。
山頂でワイワイガヤガヤと
山頂での記念撮影 楽しい会話で、あっと言う間に時間が過ぎる。

山頂に後ろ髪を引かれながらも、最後に記念撮影をし、下山にとりかかる。

馬口岳山頂で記念撮影
石碑 馬口岳山頂の中央部に真新しい石碑が建てられている。
故郷の山である馬口岳、そしてばくち石からの展望をこよなく愛された方を忍んでの石碑であるらしい。
生前は何度とこの馬口岳へ登り、ばくち石からの展望をいつまでも眺めておられたらしい。
昨年、地元の人達が交替でこの石碑を山頂まで運んで設置されたとのことです。
我々もいつまでもこの自然を大切にしたいものだ。
山頂に設置された石碑
せいさん宅にて囲炉裏を囲んで
馬口岳山頂に到着
下山後は、せいさん宅で一休みさせていただいた。
昔ながらのしっかりした作りの家で、囲炉裏を囲んでの会話は大変楽しかった。
おまけに、シシ肉の網焼き、鹿刺しまでごちそうになり、なにからなんまでお世話になった。
年末のひととき、皆さん、十分に満喫し、椎葉村を後にした。
皆さんとは今回初めてお会いしたが、なにやら昔から一緒に山に登っている仲間のような気すらした山行でした。

最後に、今回、突然の参加を快く迎えてくれた「やまびこ会」の皆様、我々大人数を暖かく迎えてくれた「せいさん」ご家族の皆様、そして、素晴らしい山歩きができるように登山道の整備にご尽力していただいている地元の皆様に心から感謝いたします。

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