Taka's Hiking Note

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雁股山(かりまたやま:807m)【福岡県築上郡】

雁股山は福岡県築上郡大平村と大分県耶馬溪町の間に位置し、犬ケ岳から東へ続く山並みに途中にある。
ピークは東峰と西峰があり、西峰には室町時代に雁股城があったと言われている。

雁股山周辺地図 大入集落から見る雁股山

大入集落手前付近から見る雁股山
東峰(左)、西峰(右)


   山行記録  (大入からの往復)

山行日 1999/1/23(土)晴、曇り メンバー 男9人、女3人、子供2人
コースと
タイム(分)
大入三叉路→(20)雁股トンネル登山口→(3)稜線の自然歩道→(60)雁股山東峰→(15)雁股山西峰→(25)経読岳への分岐→(20)林道→(35)大入三叉路
駐車場 大入三叉路付近の路上脇 利用した温泉 西谷温泉(大分県本耶馬渓町)

北九州市方面から国道10号線を下ってきて、豊前市に差し掛かると、犬ケ岳から続く経読岳の横(東側)にふたこぶラクダのような雁股山が見えてくる。
豊前市から豊前バイパスに入り、新吉富村垂水のセブンイレブンの先を右折し、大平村方面へ向かう。

友枝集落を過ぎ、更に車を走らせると、目の前に雁股山の二つのピークが現れてくる。
棚田脇の道を更に進み、大入集落を過ぎると、三叉路に出る。その手前には、豊前市の求菩提山付近から来る第二豊築広域林道が通じている。

三叉路を左折し、少し上がったところの路上端に車を駐車する。ここには車数台は駐車可能である。
雁股トンネル登山口 ここからは、雁股峠のトンネル登山口まで車道を歩く。
毎度ながら、二日酔いで頭がクラクラする。昨夜はとんでもない連中に捕まったものだ!

車道の途中の茶畑付近を右折し、開けた植林帯の中の道を登って行く。
ふと、植林帯の上部を見上げると、2頭の鹿が木々の間を走り去って行った。1頭には立派な角がある。あっと言う間だったので、日頃の行いの悪い人は見ることができなかったようだ。


車道を振り返ると、向こうのほうに豊前海が見える。
しばらく車道を進むと、コンクリートで固められた雁股トンネルに到着する。
トンネルの手前の右手に、稜線に登る登山道がある。トンネルからは数分で稜線に出る。左折すると瓦岳方面へ行くことができるが、雁股山へは右折する。

冬枯れの木々の間から青空が覗き、気持ちいい。そろそろ雨男も返上してもよさそうだ。
自然歩道の登山道もしっかりしている。



目前に雁股山が見えてくる。右手には豊前海方面が開けているが、かすんでよく見えない。
二日酔いのせいではないようだ。
左手の南側にピラミダルな桧原山を望みながら稜線を登る。






なだらかな道をしばらく行くと、雁股山東峰に着く。
樹木に囲まれ、展望はあまりきかない。

ここからは、一度急坂を下り、ちょっとした鎖場を登り返すと雁股山西峰手前の広場にでる。ここはたぶん昔の雁股城の跡地と見られ、テーブルもあり、昼食には持ってこいである。




今回は当山の会の恒例新年雑煮登山である。早速、材料を取り出し、雑煮を作成する。
冬場の山での雑煮は温かくて最高である。また、熱燗と自家製果実酒は寒い体を温めてくれる。「もう、最高!」「幹事さん!ありがとう!」

この広場からは、豊前側が開けており、豊前海、八面山やここから連なる瓦岳、大平山も見える。また、南側の石の上からは木々の間から、英彦山も望める。



この広場から、西峰山頂は30秒ほどである。
山頂は木々に囲まれており、展望はあまりきかない。

下山は西側の樹木の中の急斜面を下る。
結構滑りやすく、何人か尻餅をつく。
先ほど食べた雑煮の餅のせいかも!?経読岳への分岐を右折し、しばらく下ると、林道にでる。
ここを、右折し大入三叉路へ向かう。
途中の道端には三つ又の木が結構多い。「ほう。これが紙になるミツマタか!」と、皆でジロジロ見る。


しばらく下ると、石楠花などを栽培している民家の横を通り、最初の三叉路に到着する。

下山後は、耶馬溪まで足を伸ばし、西谷温泉で疲れをとる。
西谷温泉のお湯は本当にツルツルして気持ち良く、誰もが肌がツルツルになったと錯覚するほどだ!
雁股トンネル登山口
稜線の自然歩道を行く
稜線の自然歩道を行く
雁股山東峰が見えてくる
雁股山が見えてくる
東峰山頂でパチリ
雁股山東峰山頂にて
新年雑煮大会で盛り上がる
雁股山西峰山頂前の広場にて
西峰山頂での集合写真
雁股山西峰山頂にて
冬枯れの山道を下る
西峰からの急な下り

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