新緑の三瓶山を歩く
三瓶山(さんべさん:島根県)
〜男三瓶・子三瓶・孫三瓶・女三瓶山周回〜
山行日 2007年5月5日(土)曇り
コース&タイム 青年の家登山口(7:25)→女三瓶・WC分岐(8:04)→男三瓶山(9:18-35)→鞍部(10:06)→子三瓶山(10:27-43)→風越(10:58)→孫三瓶山(11:14-21) →奥の湯峠(11:31)→室ノ内池(11:42-13:02)→リフト分岐(13:26)→女三瓶山(13:52-14:00)→男三瓶山(14:50-15:00)→姫逃池登山口(15:50)→青年の家駐車場(16:55)【行動時間】9時間30分
主なピーク男三瓶山(1126m)、子三瓶山(961m)、孫三瓶山(907m)、女三瓶山(957m)
アプローチ 【行き】小倉南区発(15:40)→小倉東IC→山口IC出入(16:35)→吉和IC出入(17:30)→三次IC(18:30)→赤木高原道の駅(19:30)泊〜道の駅発(5:30)→青年の家(6:30)
【帰り】三瓶温泉鶴の湯発(17:45)→三次IC(19:15)→食事→山口IC(21:30)→小倉東IC(23:00)
駐車場青年の家駐車場 メンバーTaka、しろ鹿、ワタスゲ、楓子
温泉三瓶温泉:鶴の湯


三瓶山概念地図 島根県の三瓶山は以前から是非とも一度行ってみたい山の一つであったが、遠いのでなかなか行く機会に恵まれなかった山である。 その三瓶山に思いかけず行くことができた。GW連休は遠くへ遠征する登山者が多いが、それにあぶれた我々は一日くらいは山へ行きたいと声を掛けると、ちょうど車一台の4人が集まった。 5/4夕方に北九州を出発。途中、山口IC、吉和ICでETCカード交換。三次ICで降りて出雲街道を三瓶山へ向かう途中の道の駅「赤木高原」で前泊する。翌朝5:30に道の駅を出発し、登山口の三瓶青年の家へ向かう。前夜の酒盛りのおかげで頭が痛い。
青年の家前の登山口から先ずは男三瓶山を目指す。登山道は新緑が素晴らしく、野草も多くて、全員気分ルンルン。新緑のシャワーを満喫しながら進む。女三瓶への分岐から分かれ、男三瓶への登りにかかると登山道は急な登りとなる。 高度を上げていくと周りにブナの木が現れてくる。ブナ林の中に白いオオカメノキの花も多い。高度を上げるにつれ、あたりにガスがかかってくる。 山頂の台地に飛び出るとあたりはガスで視界が悪い。山小屋がガスの中にぼんやりと見える。ガスの中を男三瓶山頂に向かう。 朝がまだ早いせいか山頂には人が誰もいない。我々を待ち構えていたかのようにガスが次第に晴れてきて周りが見えてくる。やはり山頂は展望がきくほうが気分がいい。
男三瓶から子三瓶へ向かう。広々とした山頂の遊歩道を歩いていくと、目の前に子三瓶から孫三瓶、女三瓶の山並みが見えてくる。この山並を見てしまうと、一周しないわけにはいかなくなる。 急な下りを転がるように下っていき、扇沢の鞍部から赤雁山の小さなポコを越えて、子三瓶山への登っていく。赤雁山付近から振り返ると、下ってきた男三瓶は実に大きな山容だ。 子三瓶山で記念撮影をし、孫三瓶へ向かう。子三瓶の下りから見える風越の鞍部の十字路が印象的だ。風越からはひと登りで孫三瓶の山頂にでる。ここからも展望は非常にいい。 孫三瓶から雰囲気のいい樹林帯の道を行き、奥ノ湯峠から左折して、室ノ内池への盆地へ降りる。室ノ内池の盆地はまた違った雰囲気である。 風もないので、室ノ内池は静かな湖面を横たえていた。ここに来ると、登山者の数が一気に増えてきた。池の湖畔でのんびりと昼食とする。あまりに気持ちよくて、昼寝をするものもいる。
静かな湖畔でのんびりした後、女三瓶へ向かって縦走路へ登っていく。樹林の中を登っていくと、縦走路の峠へ出る。スキー場のリフトからの道と合流するので、登山者の数も一段と多くなる。 峠を左折し、ひと登りで女三瓶の山頂に到達する。女三瓶の山頂は鉄塔があり人工的であるが、展望は抜群である。今まで歩いてきた男三瓶から子三瓶、孫三瓶、室ノ内池が一望できる。いい展望である。 展望を楽しんだ後、男三瓶の登りに向かう。兜山を越え、ゆったりと登っていく。振り返ると鉄塔が林立する女三瓶が眼下に見渡せる。 しばらく行くと、男三瓶の小屋の横の山頂の台地に出る。朝はガスで視界が悪かったが、今度はちゃんと見えてくれ嬉しい。男三瓶山頂へ行くと、朝とは打って変わって沢山の登山者で賑わっていた。 しばらく展望を楽しんだ後、姫逃池ルートへの下りにかかる。ブナ林を抜け、一気に下っていく。雰囲気の良いカラ松林を抜けていくと、姫逃池登山口へ出る。 ここからは車道を歩いてスタートの青年の家駐車場へ戻る。天気にも恵まれ、新緑もすばらしく、また一日の周回にはちょうどいいルートであり、大満足な山であった。 帰りに三瓶温泉「鶴の湯」で疲れを癒し、長いドライブに帰路についた。

以下、写真をダイジェストで紹介します。

三瓶自然館あたりから見る三瓶山

青年の家の前の道を渡り登山道へ入る

新緑の森を歩く

まばゆいばかりの新緑の森を行く!野草もいっぱいで気分爽快!

新緑の森を歩く

新緑の森を歩く

足も軽やかに進む!

男三瓶への分岐を右へ登る。まっすぐ行くと女三瓶。

登りが急になり、ブナが現れてくる

ブナと新緑を見ながら登る

標高が上がるにつれ、新緑が少なくなる。
あたりにガスが立ち込めてくる。

突然、開けた草原状に飛び出る。男三瓶山頂付近はガスで視界が悪い。 ガスの中に小屋が見える。

ガスの中、平坦な道を山頂へ向かう

男三瓶山頂にて

男三瓶山頂到着。一面ガスの中であったが、歓迎してくれるかのように次第にガスが晴れてくる。
朝が早いせいか、まだ登山者がほとんどいない。

遊歩道を男三瓶から子三瓶方面へ向かう

山頂周辺はササの台地で広々としている

目の前に見える「子三瓶山から孫三瓶山から女三瓶山へ続く周回の山並」

目の前に「子三瓶」を見ながら、急坂を下る

鞍部の扇沢。ここから赤雁山のポコを越え、子三瓶への登りとなる。

下ってきた大きな山容の男三瓶を背に子三瓶へ向かう

赤雁山を越え子三瓶山の登りにかかる

子三瓶山への登りの縦走路

振り返って男三瓶山を眺める

子三瓶山の急な登り

子三瓶山頂にて記念写真

目の前の孫三瓶山へ向かう

女三瓶山とその右下に室ノ内池が見える

子三瓶の下りから、鞍部の風越から孫三瓶へ続く縦走路。風越の十字路がきれい。

風越にて。孫三瓶への登りに向かう。

孫三瓶への急な登り

孫三瓶山頂から男三瓶山を望む

山頂のベンチで休憩

子三瓶山の形の良い山容を眺める

気持のよい縦走路

奥の湯峠。ここから左に室ノ内池へ降りる。

ミツバツツジ

室ノ内池の下へ降りて行く

松林と男三瓶山

静かに佇む「室ノ内池」のほとりにて

新緑の緑と湖面がきれい

池のふちを行く遊歩道

池から見る男三瓶山

池のほとりで昼食。そして昼寝。

池に何を思う

女三瓶山への縦走路へ登る

縦走路の峠。スキー場からの道が合流。
左折して女三瓶へ向かう。

鉄塔が立つ女三瓶山頂にて

女三瓶山頂より男三瓶山を眺める

女三瓶山頂から室ノ内池、孫三瓶山、子三瓶山を望む

男三瓶山への登りにて。女三瓶山を眺める。

男三瓶山頂の台地に到着。朝はガスの中だったが、今回は綺麗に見える。

小屋の周辺

朝は人がいなかった山頂も人がいっぱい

ブナ林の中を姫逃池ルートへ下る

雰囲気のいいカラ松林を抜ける

姫逃池登山口へ到着

車道を歩いて青年の家へ戻る

歴史がある三瓶温泉「鶴の湯」


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